サステナビリティ
使い捨てペットボトルの廃止から、地元産の旬の食材を主軸としたミシュラン スターのメニューを考案するなど、コモ メトロポリタン バンコクのチームは可能な限り環境への負荷を減らし、地域社会の発展に尽力しています。
使い捨てペットボトルの廃止から、地元産の旬の食材を主軸としたミシュラン スターのメニューを考案するなど、コモ メトロポリタン バンコクのチームは可能な限り環境への負荷を減らし、地域社会の発展に尽力しています。
持続可能な旅行と観光を推進する世界有数の科学機関であるEarthCheckから、私たちのサステナビリティへの取り組みが、栄誉あるシルバー認証を授与されたことを誇りに思います。これは現在の成果だけでなく、将来的に持続可能なホスピタリティを提供し続けるという、私どもの宣言を称えるものです。
2023年、コモ メトロポリタン バンコクはタイ天然資源環境省から正式に認められ、シルバー「グリーンホテル」認定を受けました。
さらに、タイ温室効果ガス管理機構(Thai Greenhouse Gas Management Organisation)のLESS(Low Emission Support Scheme)から、廃棄物の分別によるCO2排出量の削減、生ゴミの地元養殖場における有効活用、全体的なCO2排出量の削減が認められ、正式な認証を受けました。
水やエネルギー使用における日々の小さな変化から、食品廃棄物や使い捨てプラスチックの削減をめぐる大規模なプロジェクトまで、コモ メトロポリタン バンコクの持続可能性への取り組みは、ご滞在中のあらゆる場面で実感いただけることでしょう。
2023年、919個の蛍光灯を最新LED電球に交換しました。ホテル全体が100%LEDになったことで、年間1.37%の省エネにつながり、頻繁な電球交換の必要性が減少しました。
コモ メトロポリタン バンコクでは、ご到着前に事前登録を行うことで、チェックインカードの印刷や署名の手間を省くことができます。
またチェックアウトの際、請求書を印刷せずにEメールで送信することで、ペーパーレス化を実現しています。2024年にはゲストの83%がこの方法を選択し、11,894ページと封筒を節約し、136.7kgの紙ゴミを埋立処分から回避しました。これは3本の成木が伐採されるのを防ぐことに相当します。
タオルやリネンを再利用して水の使用量を削減したり、詰め替え可能なコモ シャンバラ製品をご利用いただくことで、ゲストの皆様にもサステナビリティへの取り組みに参加いただいております。
2009年より省エネおよび節水の一環として、ご滞在中のリネンやタオルの再利用に対するご協力をお願いしております。特にご要望がない限り、リネンとタオルの交換は1日おきとなります。
2024年には518,598枚のリネンが再利用され、13,646kWhの節電と1,581m³の節水につながりました。これは1,032世帯の1日の電力と、オリンピックサイズのプールの半分を満たす量に相当します。
当ホテルのタイマー式スプリンクラー システムは、植物への散水に処理廃水を使用しています。ホテルの敷地と庭園の半分に設置され、1日あたり22m³の処理廃水を使用しています。これにより、2023年に6,022.5m³の真水を節水することができました。これはオリンピック サイズのプール約2.5個分に相当し、2024年には7,601m³(ほぼオリンピック プール3個分)を節水できる見込みです。また全客室にデュアル水洗トイレを導入したほか、共用エリアの洗面所にもセンサーを設置し、ホテルの88%をカバーしています。
2023年よりコモ シャンバラのシャンプー、コンディショナー、シャワージェル、ローションの詰め替えボトルを客室に設置し、コモ メトロポリタン バンコク全体で50mlの使い捨てプラスチックボトルを廃止しました。
オーガニック キッチン ガーデンで自家栽培されたものや、地元の農家や企業から仕入れたものなど、バーやレストランでは地元の食材を優先的に使用しています。地元で食材を調達することは、地域社会の経済成長を支援するだけでなく、輸送による排出を最小限に抑えることで、二酸化炭素排出量の削減にもつながります。
私たちのオーガニック ハーブ ガーデンでは、ガルーダの葉、ジャスミン、レモングラス、チリ、パンダン、バジルなど、地元産のタイ料理に欠かせないハーブや食材を育てています。これらの食材は料理の本格的な風味を引き立て、持続可能な洗練されたお食事を提供するという私たちの取り組みを反映しています。
受賞歴のあるレストラン「ナーム(nahm)」でご提供する果物や野菜はすべて地元の市場から調達しており、食材の70%を地元産にするという目標に貢献しています。
コーヒーはナーン県産のItalasia Groupから、ジャスミンライスはスパンブリー県産のKhao Tra Chatから提供されています。陶器類もバンコクの陶器工房Aoon Potteryとの提携により、地元産のものを使用しています。
2023年7月より、コモ メトロポリタン バンコクは地元の養魚場と提携し、食品廃棄物の再利用とリサイクルを行っています。この取り組みにより、2024年に埋め立て処分を回避した廃棄物は39,336.54kgに上り、二酸化炭素排出量を7,015kg削減しました。さらにバンコクメトロポリタン行政局(BMA)を通じて5,078.03kgの食品廃棄物が堆肥化され、もう537.43kgが自社内でリサイクルされました。合計で、2024年の食品廃棄物の削減量は合計44,952kg(35.07%)まで増加しました。
使用済みコーヒー豆の残渣を庭園の肥料に変えることから、地元の企業と協力してプラスチックストローやボトルのラベルをアップサイクルするなど、表舞台では見えないところでも廃棄物の削減、リサイクル、再利用に努めています。
当ホテルの庭園でコーヒー豆の残渣を肥料として使用し、これまでに270.12kgのコーヒー残渣を肥料に変換してきました。
2023年からネスプレッソと提携し、使用済みのコーヒーカプセルを回収・返却し、アルミニウムをリサイクルし、コーヒーの粉を肥料として再利用しています。12月までに71.7kgのカプセルを再利用、2024年には564.66kgまで増やし、埋立地に送られる廃棄物をさらに削減しました。
私たちは「Wake Up Waste」と提携し、廃棄物の適切な処分および段ボール、紙、プラスチックボトル、ガラス、アルミニウム、金属材料、使用済み調理油のリサイクルを実施しています。2023年、この提携により廃棄物の8.9%が埋め立て処分から回避されました。リサイクルされた廃棄物の総量は、当ホテルチームとWake Up Wasteアプリの両方で追跡され、削減されたCO2排出量も表示されています。
2024年には16,651kgをリサイクルし、817本の植樹に相当する約9,482kgのCO2排出量を削減しました。
チームメンバーの出入り口にリサイクルウォールを設置し、敷地内での使い捨てプラスチックの使用を削減しています。また、空の米袋を使い捨てプラスチック袋の代わりとして再利用し、使い捨てプラスチックを月間5kg削減しています。
プラスチック製のストローやペットボトルのラベルなど、リサイクルできないプラスチック素材は回収し、ラヨーン県の Baan Phaiコミュニティに送ってアップサイクルしています。2024年以降、リサイクル不可能なプラスチックを再利用し、19.4kgを埋立処分から回避しました。
当ホテルでは2023年からペットボトルの使用廃止に取り組んでおり、2024年7月にすべてのペットボトルをガラスに置き換えるという目標を達成したことを誇りに思います。これにより、年間133,602本の500mlペットボトルを削減可能となります。
コモ メトロポリタン バンコクの持続可能性へのコミットメントは、環境保護だけでなく、当ホテルがその一員であることを誇りに思う寛大な地域社会を支援し、力を引き出すことにも焦点を当てています。
私たちは地元アーティストのWISHULADAとパートナーシップを組み、アルミキャップをアート作品として再利用しています。WISHULADAは「循環型経済」のコンセプトに基づきデザインサービスを提供し、廃棄物からアート作品を制作する活動家であり社会的企業です。
HRSプリンセスマザー義肢装具財団(The Prostheses Foundation of HRS the Princess Mother)に寄付するために、アルミニウム製リングプルを収集するアルミニウム寄付プロジェクトを支援しています。これらのリングプルは適切なアップサイクル工程を経て、義肢を製作するための原材料として、あるいは義肢を必要とする人々のために義肢装具を購入するための資金集めに使用されます。この活動はリサイクルを促進するだけでなく、地域社会の人々の生活品質向上にも貢献しています。
コモ メトロポリタン バンコクのリテールショップでは、「Dao Ethical Gifts」というブランド名で地元の製品を販売しています。これらは恵まれない子供たちとその家族の基本的な福利の向上を目指すバーンデック財団(The Baan Dek Foundation)から提供されています。カスタマイズされたユニークな製品は、地元で調達された材料を使って社会的弱者の女性たちの手で作られ、彼女たちに必要な副収入を提供しています。
2024年、コモ メトロポリタン バンコクは、地域社会と協力し、タイの危険にさらされている子供たちや青少年のための医療と教育の改善に取り組むSATI財団を支援するための募金活動を行っています。これまでのところ、THB76,586が集まりました。さらなる募金活動を計画しており、コモ チャレンジ グラントを通じてコモ財団が同額を寄付する予定です。
コモ チャレンジ グラントは、すべてのコモ ホテルズ アンド リゾーツの地域社会への投資を促進するものです。この制度は個々のホテルが集めた資金と同額(最高2,000USD)を拠出するもので、世界中の地域社会にポジティブな影響を与えます。
サステナビリティにおけるチームの取り組み
コモ メトロポリタンチームは、年間を通じて、CO2排出量削減を目的とした取り組みやイベントを企画、開催し、地元企業や地域社会の支援に努めています。
私たちのチームはアースアワー、ハピネスデー、グローバルリサイクルデーなどの世界的な啓発デーを讃え、イベント企画やサステナビリティの課題に積極的に参画しています。個々のチームメンバーは「プラネット プロテクター」に推薦されるほか、「ジュニア グリーン チーム」に参加することができ、環境のために教育やコミュニケーション、行動を起こすサステナビリティ委員会をサポートします。
私たちはサイヨーク スプリングス(Saiyok Springs)と提携し、再利用可能なガラス瓶に入った水を提供しています。これらのボトルはリサイクルされるまでに最大200回の利用が可能で、使用済みのボトルや木箱はすべてサイヨークが回収し再利用されます。
地元産のチャロンベイラムを提供し、2024年8月からは蒸留所周辺から原料を調達することで、地元コミュニティを支援する新しいサステナブルなジンを提供しています。また空き瓶は回収し、洗浄して再利用しています。
ワインについては、グランモンテ ワイナリー (GranMonte Winery)と提携しています。グランモンテ エステートは、バンコクから約160km離れたカオヤイ国立公園に隣接するカオヤイのアソークバレーに位置します。
ナーム(nahm)はチェンマイの緑豊かな山々に囲まれたサステナブルな茶園、アラクサ(Araksa)の在来種のお茶を提供しています。アラクサは地域社会と調和し、フェアトレードを実践し、EUとUSDAのオーガニック認証基準を遵守しています。
2024年には3,850gのアラクサ茶葉を調達し、地元農家と持続可能な農業を支援するためにTHB6,883.17を寄付しました。このパートナーシップは、環境に対する責任と、地元の生産者を力づけるという私たちの取り組みを反映しています。
持続可能な取り組みに関する詳細は、[email protected] までお問い合わせください。